スポーツ栄養への想い

あなたは食べることが好きですか?
私は昔からよく食べ、よく動き、よく成長しました。
お菓子も食事も食べ過ぎか!?というぐらい食べる子でした。
スポーツ大好きで、そして負けず嫌い。
スポーツの中でも一番好きだった陸上部に中学から入りました。
1年で800m、1500mをやっていましたが
2年から原因不明の走れない状態(今ごろわかったのは、多分貧血だった・・・)
好き嫌いもなかったけど、おそらく身体への鉄の吸収が悪かったのでしょうね。
種目を砲丸投げと短距離に変わる・・・
3年では砲丸投げと400mリレーで東海大会まで進めました。


そんな私が興味を持ったのはスポーツ科学。
大学では健康科学の専攻を選択しました。
ただ・・・実際大学で思ったような勉強ができたかというと???でした。
しかし、大学ではまたもや陸上競技に熱中。
といっても、コーチがいるわけでなく、自分たちで練習メニューを決めてする、
週3回の合同練習というもの。今の方がよっぽど走っているかも^_^;
この頃の食生活は、自炊はしていたものの
スイーツ、菓子パン大好きだったので、これらを食べるために
ご飯を減らしたりしていました。思えば、これが太りやすい私をつくっていた。


大学卒業後、バブルがはじけた後で何とか入った会社・・・
そんな時に目に入ったのが本屋での留学雑誌でした。
アスレティックトレーナー(以下AT)の資格をアメリカで取得した方の記事が出ていて
「これだ!!!」と思ったらあっという間、アメリカ留学してしまいました。


憧れの留学生活、とはいえしんどいことしか覚えていません。
毎日苦手な英語との格闘。頑張ったけれど2年半で留学を終えることに。
挫折・・・ですね。あの時もっと恥をかいてもガンガン前に出ていく自分がいたら
また人生変わっていたように思います。

その後、日本の大学院で体力学の修士を取得し、フィットネス機器の研究開発に関わるように。
この会社で新たな出会い「マラソン」(また走ること!(笑)がありました。
熱中するのはあっという間。大学時代より走っているのかも。
フィットネス機器の開発をしながら、物より人と接したい!と思うようになっていきました。


市民ランナーのあこがれ、サブスリーは走り出してからすぐ達成したものの
故障が多い!!!大学時代もそうだったのですが、とにかく故障だらけ。

そして4年後くらいに気づいたのが「貧血でした」
特に夏・・・そして生理の出血の多さから、貧血になりやすかったのかな。
マラソンの練習をしなければ、全く貧血にはなりません。
練習によって内臓での鉄の吸収が非常に悪かったのでしょうね。

こんな身体の状態が続き、スポーツを通して仕事をしたいという思いは強くなり
とうとう会社を辞め、スポーツ栄養の道を志して専門学校に入学しました。
(一体いくつめの学校だ???)
2年間の学生生活、栄養士としての仕事、そして国家試験で
とうとう管理栄養士になりました。

管理栄養士になるまでなが~~~~~い道のりになってしまいましたが
全てはここにつながるための序章だったのでしょうか。
体力学の知識と栄養学を合わせ、自分自身のランナーであること、
全てが役に立っています。
貧血や生理痛などもこの仕事をするうえで、良い経験になりました。
甘いもの大好きで、太ったり痩せたりしていた私が
食アスリート協会と出会って(2013年)ご飯をしっかり食べる管理栄養士ランナーに成長しました。


もっともっと多くの人々、アスリートだけじゃなく一般の方々や
スポーツを愛する人たちに、健康な食べ方を知ってほしい。
パフォーマンスを上げながら、元気にトレーニング・運動をできる食事をしてほしい
そんな思いから、スポーツ栄養士になりました。